2012年06月12日
世界初、放射線測定機能付きスマートフォンが登場。
こんにちは、パートナー事業部の西内です。
朝のニュース番組で、天気予報と一緒に今日の放射線数値が放送される…そんな異常な光景も、今ではあまり見かけなくなりました。
それでも近所のレンタルビデオショップで放射線測定器を貸し出している風景を見ると、まだまだ国民の不安は続いているのだと実感します。
しかし貸し出しを行っていることを知っていても、レンタル料を支払ってまで使い慣れない機材を扱うことに踏み切れないと思っている方も多いはずです。
そんな中、ソフトバンクモバイルは今夏の新商品として、放射線測定機能を搭載したスマートフォンを発売すると発表しました。
測定機能が付くのは携帯電話の機種として人気の「PANTONE」シリーズのスマートフォン。シンプルでスタイリッシュなデザインは他のスマートフォンと遜色なく、一見しただけでは測定器が搭載されていることは分かりません。
画面下部にある専用ボタンを押すだけで測定することができ、地図上で測定位置を確認できたり、測定された数値がどれ程のレベルなのか分かる仕組みとなっています。
このスマートフォンであれば、見慣れない専用機材に比べ、かなり手軽に扱えるのではないでしょうか。
ソフトバンクモバイルが同機種の開発を決めたきっかけは、2011年の原発事故以来、孫社長のTwitterに「ケータイに放射線測定機能をつけてほしい」という多くの声が寄せられたことでした。
世界初のこの機能ですが、消費者に求められる限り同機能を搭載したスマートフォンはもっと増えていくでしょう。
技術の進歩により安心を得られる反面、放射線測定機能を常に持ち歩く様は深く考えさせられるものがあります。早く測定する必要の無い日が来るよう、切に願わずにはいられません。
- by 西内知枝子
- at 16:50
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