2013年02月25日
キットカットがNo Wi Fiゾーン設置
少し前までは、インターネットに接続できる場所は限られ、ビジネスなどでも不便されていた方も多いと思います。
今では、ポケットWi-Fiのみならず、
ホテル、駅、カフェ、はたまた自動販売機まで
様々なスポットでWi-Fiが提供され、
インターネット接続の自由度が高まりました。
「Wi-Fi使えます」「Wi-Fi スポット」などの宣伝を
いたるところで見かけるようになり、入るところと入らないところの差別化も難しくなってきているのではないでしょうか。
今後も競争が激しくなりそうなジャンルですね。
Have a Breakでお馴染みのキットカットは、
その発想を逆転させ、「(FREE)No Wi Fi」つまり「Wi-Fiが繋がらない憩いの場」を提供しています。
「ここではインターネットのことは忘れて、友達との会話を楽しんだり、紙の新聞や本を読んみては? キットカットを食べながら…。」というわけ。
(オランダで展開)
キットカットのキャッチコピーともマッチングし、
あっと目を引きつつ妙に納得させられてしまいます。
成長期のジャンルには、参入するのもビジネスチャンスですが、
成熟期に近いなら、あえて競争にのらず大胆に発想を変えてみるのも手なのでしょう。
インターネット接続の場が広がることで、
その分心配されるのが、ネット疲れやネット中毒など。
特に若い世代で危険視されています。
そういった状況に警鐘を鳴らす意味で、社会的にも有効な施策ではないでしょうか。
- by 多賀谷真帆
- at 18:45
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