2016年02月22日
営業電話を即時に見分けて、他業務の効率をアップする3つのポイント
こんにちは。多賀谷です。
今回は、Webマーケティングの話から少し離れて、
日常の業務効率アップに役に立つ小ワザを、お届けします。
毎日山のようにかかってくる営業電話を減らしたいと
思ったことはありませんか?
こちらの記事をお読みいただくと、
営業電話を即時に見分け、ベストな応対ができるようになり、
毎日の電話応対から開放されます。
受付専門の方がいらっしゃる会社は別として、
鳴る度に作業が中断され、1回1回に時間をとられる営業電話は、
毎日それなりに業務効率が落ちてしまい、
電話応対を担当される方の、悩みどころですよね。
私は電話応対の業務を受け持っており、
初めの頃は一日何十件もかかってきたものですが、
徐々に数が減っていき、今では一日に数件程度になりました。
どのように対応していくと、単純明快に電話が済み、
さらには再コールを防ぐことができるのか。
実際に、営業電話の数を減らしていった経験から、ご紹介しますね。
まずは、営業電話なのかどうなのか、見分けがつかないという方向けに、
営業電話の見分け方のコツを挙げていきます。
◎前置きが長い
まず、第一声で、「○○グループの委託を受けて」「○○の代理店で」などと述べ、
大手企業の名前を強調してくるパターンがあります。
電話を受け慣れていない方には、「何かすごそう。聞かなくてはいけない話かも。」
と思われる方もいらっしゃるでしょうね。
ここで、要注意。営業電話の可能性は限りなく高いです。
大手企業との関係性を匂わせてくるのは、もちろん売りたいものがあるからです。
◎役職名宛にかけてくる
次に、「部長さんいる?」などと、親しげな呼び方を使ってくるケースもあります。
親しいのなら、なぜ名前を知らないのか。
これは、相手を油断させて、電話を繋いでもらいやすくしているのです。
営業電話とみて間違いないですね。
◎関係性を強調してくる
また、関係があるように見せかける、知り合いを装うというのも、
営業電話のひとつのパターンとしてあります。
キーワードは、
「以前お電話でお話した」、「先日お伺い(お打ち合わせ)した」、
「またお電話させていただくお約束をしていた」、などです。
◎やたらと高揚している、反対に妙に事務的
さらに、声の調子でも探ることができます。
「不自然に抑揚がある」、「音声が割れるほど声が大きい」
反対に「コールセンターのような口調」は、
営業電話に多い話し方です。
◎フリーダイヤル、海外(通知不可能など)、携帯からのコール
余裕が出てきたら、ナンバーディスプレイにも目を向けてみましょう。
最近では、フリーダイヤルやPHS(070-××-××)からのテレコールも多いです。
電話に出る前に、当たりをつけることができますので、
参考のひとつにしてください。
営業電話にありがちな特徴、把握できましたか。
「これは営業電話だな」と、即時に察知できるようになりましょう。
それでは本題の、営業電話対応のポイントです!
1 まず用件を聞く、サービスの内容を簡潔に聞く
先輩や上司から、「営業電話がかかってきたら、
『いない(不在にしている)』と答えて断わるように、
と教わった方は、多いのではないでしょうか。
営業マンもプロですから、いないと言われたからといって、
それで引き下がるような人は、まずいません。
間違いなく、「何時に戻るのか」と聞かれるでしょう。
あなたがもし「分からない」「今日は戻らない」と答えたなら、
「明日はいるのか」「いつならいるのか」と、延々と在席時間を聞かれるはずです。
そのやりとりって、非常に時間の無駄だと思いませんか。
しかも、在席時間を教えてしまったら、
当然のことながら、その営業パーソンは、その日時にまた電話をかけてきます。
ではどうすればいいのか。
営業マンに、次回コールのきっかけを与えないようにすればいいのです。
まずは、「恐れ入りますが」と切り出して、電話の用件を聞きましょう。
相手に質問をすると、会話の主導権を握ることができます。
そのままの流れで、セールスの全容を聞いてしまってください。
場合によっては、自分が、その営業マンが売りたいサービスの、
担当者のふりをしてしまうのもありです。
2 名乗らない、ましてや管理職や役員の名前など絶対に教えない
営業電話をかける側の鉄則で、担当者の名前を聞き出すというのがあります。
担当者名を自然に聞き出す文句は、例えば次のようなもの。
「私は○○(営業マン)と申します。お電話口の方のお名前伺えますか。」
「次回お電話させていただく際に失礼の無いように、お聞きしておきたいのですが、
○○(営業マンが売りたいサービス)のご担当者様は、何とおっしゃるのですか。」
そう聞かれると、つい名乗らなくてはいけない気になりませんか?
ここで名乗ったり、担当者名を教えてしまうと、
次回は、名指しで営業電話がかかってきてしまいます。
3 リスト化する
会話の最後には、営業電話をかけてきた方の、会社名と名前を確認しましょう。
「ご案内ありがとうございます。検討し、機会があればこちらから連絡します。」
と切り上げ、連絡先を聞いておきます。
まずは、内容を上席などに報告し、必要なものと必要でないものを切り分けましょう。
そして、不要なものをリスト化しておくと、さらに効果を高めることができます。
リスト作成に懲りすぎて、時間をかけても本末転倒なので、
自分が分かる程度のものでOKです。
前述の方法で、営業電話だと見分けたら、ささっとリストを検索してください。
毎日かかってくる電話について整理すると、
同じ会社が、何度もかけてきていることが分かるはずです。
以前電話を受けていたことが先に分かれば、
再度同じ案内を聞く時間をカットできます。
さらに、具体的なキーワードは、粘り強い営業マンに対しても効果てきめんです。
「この前ご紹介いただいた○○の件でしたら、検討しましたが、弊社では必要なさそうです。」
「○○のご案内でしたら、以前○○さんからいただいています。」
などと、電話をかけてきた営業マンが売りたいサービス名や、同じ会社の人の名前
を挙げれば、相手はそれ以上何も言えなくなり、すぐに引き下がります。
さて、実務経験から導き出した、
営業電話の見分け方と、そのベストな応対法はいかがでしたか。
仕事の電話を受けるのが得意、という方はあまり多くないと思います。
ましてや新人の方などは、1コール1コールに右往左往していることでしょう。
会社の窓口として電話を受けるわけですから、緊張しますよね。
あまり難しく考えず、まずは実践してみてください。
営業電話を見分けられるようになると、
電話を掛ける側にとっても、受ける側にとっても、無益なやりとりがカットできます。
さらに、今回お伝えした方法を活用していただければ、
お互いメリットの無い再コールを防げるようになります。
このワンツーステップを好循環させていくと、
徐々にかかってくる電話が減るのを実感するはずです。
今まで、無駄なやりとりに要していた時間を、
他の業務の時間に当てられるようになり、業務効率化間違いなしです。
- by 多賀谷真帆
- at 19:13
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