2016年04月11日
ブルーライトについて知って、無料でパソコン疲れを軽減!
こんにちは。多賀谷です。
今回は皆様が、毎日業務で使われている、パソコンについての豆知識をご紹介します。
こちらの記事を読んでいただくと、
無料で、パソコンにつきものの疲れを軽減し、
疲れから連鎖する、体と心への悪影響を防げます。
スマホが普及し始めた頃から、
ブルーライトという言葉が、一般に知られるようになってきました。
今では、ブルーライトというと、
パソコンやスマホから出ている危ないもの
というイメージで定着しました。
そもそもブルーライトとは何なのでしょうか。
※ブルーライトとは、 可視光線の中で、最も強いエネルギーを持つ光
波長が380~500nm(ナノメートル)の青色光のこと
ヒトの目で見ることのできる光=可視光線の中でも、
最も波長が短く、強いエネルギーを持っており、
角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達する
(用語及び画像:ブルーライト研究会より)
図を見ていただくと分かるように、
ブルーライトは、紫外線の次に強い目に見える光のことで(青空も同じ)、
パソコンやスマホから特別に発せられるものではありません。
一般に「パソコンなどから出る危険なもの」というイメージが広まったのは、
実は、メーカー(パソコン眼鏡など)の、販売戦略や営業努力によるものです。
とはいえ、デジタルディスプレイから、ブルーライトは出ていない、というわけではなく、
ブルーライト研究会の発表によると、
デジタル機器全般は、強いブルーライトを出しています。
(画像:ブルーライト研究会より)
デジタルディスプレイから発するブルーライトの、
人体への影響はまだ研究中であるものの、
「体の近く」で「長時間利用」するからこそ、見逃せません。
人体で実証されていないとはいえ、
体内リズムを狂わせ、不眠や精神疾患の引き金となる可能性も示唆されているので、
もし何か簡単に対策できることがあれば、やっておく価値は大いにあります。
ブルーライトの話を別にしても、パソコン疲れを軽減させられますので、
次の3点をぜひお試しください。
ディスプレイの明るさと青みを下げる
皆様はパソコンのモニタ(ディスプレイ)をご自身で調整されていますか。
多くの方は、支給されたまま利用されているのではないでしょうか。
ディスプレイの色は簡単に調整できますので、ぜひお試しください。
(注)Webデザイナーの方など、画面の色味を重要とされる職種の方には難しいかもしれません
Windows7の場合でご案内します。
「コントロールパネル」→「デスクトップのカスタマイズ」→「ディスプレイ」→「色の調整」を開いて、
画面の色調整を開始します。
「ガンマの調整」の次に出てくる、
「明るさ調整」「コントラストの調整」を活用して、
明るさとコントラストを無理のない範囲でできるだけ下げます。
デスクトップにモニタをつないでいる場合、
モニタ側のボタンやオンスクリーンの設定メニューで調整します。
ノートパソコンでは、Fn プラス ファンクションキー や
「コントロールパネル」→「ハードウェアとサウンド」→「電源オプション」
の「画面の明るさバー」で調整できます(Windows 7の場合)。
次に、「カラーバランスの調整」を開き、
スライダーを動かして青みを下げます。
モニタ側のオンスクリーンの設定メニューで調整できるものもあります。
搭載されているグラフィックスのコントロールパネル(インテル社など)を使う方法もあり、
デスクトップの何もない所で右クリックすると、
メニューに見つかると思います(Windows 7の場合))。
始めは少し黄味がかっていて違和感を抱くかもしれません。
使っているとすぐに慣れますし、
どうしても合わなければすぐに戻せるので問題ありません。
Officeソフトの背景色を変える
Officeソフトの色変更も合わせて行ってみてください。
Wordの背景色は、Word 2013・2016なら、
「デザイン」→「ページの色」から変えられます
(Word 2007・2010は「ページレイアウト」→「ページの背景」)。
白紙に黒文字よりもコントラストを低くできます。
メニューの色を変えることもできます(Office 2007以降)。
「基本設定」「Officeのテーマ」から色を選択します(Office 2007の場合は「配色」)。
文字を大きくしてパソコンから離れる
モニタを机のギリギリ後ろまで下げ、
文字を大きくしてパソコンから体を離すのもひとつの手です。
ブラウザの場合は、ctrlプラス+、ctrlプラス-で簡単に拡大縮小できます。
また、仕事を終えられて、家で寝る前にスマホを見られる方は多いようです。
ブルーライト研究会から、次の興味深い指摘があります。
網膜が強いブルーライトの刺激を受けると、脳は「朝だ」と判断し、
メラトニンという睡眠を司るホルモンの分泌が抑制され覚醒し、
ブルーライトの量が減少す ると「夜だ」と判断して、
メラトニンの分泌が活発になります。
(ブルーライト研究会より引用)
快適な睡眠のために、寝る1時間前は、スマホを見ないように心掛けましょう。
パソコンと同じく、明るさと青色の調整もお忘れなく。
快適な睡眠で体調を整えれば、翌日の仕事パフォーマンス向上につながります。
今回は、業務で 毎日使うパソコンのちょっとした設定変更で、
ブルーライトを予防しながら、疲れを軽減する方法をご紹介させていただきました。
何かを買ったり、ソフトのインストール許可を得たりする必要はないので、
今すぐお試しください。
ブルーライトを予防することで、日々のデスクワークが楽になります。
業務用のパソコンは毎日付き合うものなので、少しの工夫でも効果的です。
姿勢やモニタの高さ・角度、適度な休憩やストレッチなどと組み合わせて、
疲れをためず、体と心の健康を守りましょう。
- by 多賀谷真帆
- at 21:26
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