2016年12月19日

Webサイト運営者が知っておくべき、ユーザビリティをアップする5つの鍵

こんにちは。多賀谷です。

今回は、Webサイトの「ユーザビリティ」を高めて

サイトへのアクセスをアップさせよう

というお話をさせていただきます。

1612191.jpg

この記事を読んでいただき、

サイトの「ユーザビリティ」が高まると、

あなたのサイトへのアクセスはよりアップします。


サイト運営に慣れると、つい意識から薄れがちですが、

サイトは、サイト運営者のためのものではなく、

サイト利用者(ユーザ)のためのものです。

当然、サイト運営者は、

ユーザにとってよいサイトを目指すべきです。

では、ユーザにとってよいサイトとは

どんなサイトなのでしょうか。


サイト運営者なら、

「ユーザビリティ」という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。

ISO 9241-11では、「ユーザビリティ」は以下のように定義されています

特定の利用状況において、特定のユーザによって、
ある製品が、指定された目標を達成するために用いられる際の、
有効さ、効率、ユーザの満足度の度合い

Webサイトにおける「ユーザビリティ」とは、

サイトを訪れるユーザが、

最短で、手間やストレスなく、目的(商品の購入等)を達成できるか、

といえるでしょう。

とはいえ、いくらユーザ目線で想像を働かせても、

なかなか「ユーザビリティ」の高いサイトを作るのは難しいものです。


具体的なポイントをみていきましょう。

1 ユーザに考えさせないサイト

まず、ユーザにとっていいサイトは、考えなくてよいサイトです。

1612192.jpg

考えてしまうサイトとは、例えば、

●どこに何があるのかわからない

●何をどうすればいいのかわからない

●ボタンやリンクを押せるのか・押していいのかわからない・押すのが不安

などが挙げられます。

ユーザが考えれば考えるほど、

サイト離脱率は高まり、再訪率は下がってしまいます。

逆にいえば、ユーザに考えさせないサイトを目指せばいいのです。

具体例としては、

●会社名やサイト名、ページタイトルなどを明記する

これは、ユーザが「今自分がどこのサイトにいるのか」

「サイトの何のページを見ているのか」

を考えなくてもわかるようにするためです。

●リンク可能であることを示す、考えないで押せるボタンにする

これは、ユーザが次のアクションを考えることなく、

自然とサイト上を動くためです。

●ホームボタンを設置する

そもそもユーザを迷わせないようにすべきですが、

もしユーザが迷ったら、一発でホームで戻れる、

ホームボタンも有効です。

●検索ボックスをおいておく

ユーザが意外と利用するのが、検索ボックスです。

検索ボックスであることを、わかりやすくしたうえで

設置しておきましょう。


2 直感的(瞬間的)にわかるサイト

サイト運営者は、細部までこだわり情報を詰め込みます。

そして、情報を詰め込んだサイトがよいサイトと考えます。

ですが、ユーザは、自分にとって必要な情報を得れば満足します。

実はここに、サイト運営者とユーザとの大きなギャップがあるのです。

サイトを隅から隅まで全て読むユーザは、ごくまれです。

むしろユーザにとって、サイトにある大多数の情報はいらないのです。

ですから、ユーザが短時間でほしい情報にたどりつけないと、

サイト離脱率は高まり、再訪率は下がってしまいます。

ユーザにとっては、

ほしい情報を最短で見つけることのできるサイトが、

いいサイトなのです。

1612193.jpg

改善の具体例としては、

●不要な情報があふれていないか見直す

●見出しをつけ、流し読みでもざっと理解できるようにする

●画像を活用する

文章の代わりもしくは文章の補強に

画像(写真、グラフや表)を有効活用しましょう。

ただし、あくまで、画像は、

文章の代わりもしくは文章の補強であることが必須です。

芸術性を求められるサイトの場合は別として、

雰囲気をよくするためだけの意味のない画像は、

情報にたどりつきにくくするだけです。

●一般的なサイトとかけ離れたことをしない
 
例えば、個性を出そうとして、リンクの色を青以外にしたとしたら、

ユーザは、その箇所をリンクだと思わないでしょう。

多くのユーザが使い方を熟知している、

ビッグサイトをまねるのもひとつの手です。

構成や操作性が同じようなら、

あなたのサイトも直感的に理解してもらえるでしょう。


3 スクロールをさせないサイト
ユーザビリティ・Webユーザ調査の第一人者、

ヤコブ・ニールセンによると

画面をスクロールしないユーザは多いといいます。

ユーザは画面を表示した時点で(スクロールせず)、

情報を把握できることを期待しています。

また、1画面1アクション(目的)を心がけるべきです。

同じ画面で、ユーザがすべき行動がいくつもあれば、

ユーザは選択することをやめてしまいます。

選択肢は少なくするにこしたことはありません。


4 ブラウザバックがエラーにならないサイト

そして、意外とユーザは、

ブラウザバック(=戻るボタン)を多用しています。

ですから、ブラウザバックでエラーが出ないようにするべきです。

ほとんどのユーザは、エラーが出たら、閉じて終了してしまいます。

1612194.jpg

5 あなたのサイトのユーザは誰なのかを考える

最後に、あなたのサイトのユーザはどんな方々でしょうか。

全ての人にとっていいサイトというのは、型にはめることはできません。

20代女性をメインとしたファッション通販サイトと

30代の男性をメインとした資産運用サイトと

60代の方をメインとした余暇充実情報サイトでは、

ユーザの目的も使いやすさの意味も異なってくるからです。

あなたのサイトのユーザが

何を目的としているのか(=サイトで何をしたいのか)、

それに合わせた構成を模索し続けなければなりません。


今回は、サイトの「ユーザビリティ」を高め、

サイトへのアクセスをアップさせようというお話をさせていただきました。

「情報が豊富なサイトはいいサイト」と考えるサイト運営者と

「自分がほしい情報だけ最短でほしい」ユーザ、

サイト運営者とユーザのギャップに気付いていただけたかと思います。

この記事を読んでいただいたあなたは、

自然と、サイトの「ユーザビリティ」を高められるようになりました。

ユーザにとってのいいサイトを目指し、

サイトに何度も訪れてもらい、サイトで目的をはたしてもらい、

あなたのビジネスの発展につなげましょう。

1612195.jpg

trackbacks

trackbackURL:

comments

comment form

(占いマーケティング会議議事録 にはじめてコメントされる場合、不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)

comment form