2017年01月23日

中小企業でよい人材を確保するための3つのポイント

こんにちは。多賀谷です。

年も明けて2017年。
今年はどんな年になるのでしょうか。

4月には新入社員が入られる企業様も多いと思います。
2017卒の新卒学生の人気企業は、
3大メガバンクと有力損保(キャリタス就活調べ)
電通、全日空、伊藤忠商事(楽天みんなの就職活動日記調べ)
だったそうです。

依然として学生の大手志向は続いており、
採用に苦戦する中小企業は多いようです。

そんな中、中小企業がよい人材を確保するにはどうすればよいのでしょうか。

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この記事を読んでいただくと、
中小企業の経営者様、採用担当者様が抱える
・応募が集まらない
・応募者からの採用につながらない
という悩みが改善します。

ぜひご確認いただき、よい人材の確保につなげてください。

なぜ中小企業で人材を確保できないのか
まず、中小企業庁(野村総研委託)の調査による、
「中小企業の人材の確保状況」と「人材を確保できない理由」を見てみましょう。

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画像出典:中小企業庁

調査結果によると、
「人材を十分確保できている」と考えるのは、わずか6.7%となっています。
しかも「人材を確保できない理由」として、
「応募がない」と「応募はあるがよい人材ではない」が、96.7%をもしめているのです。

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ただ、逆にいうと中小企業でも6.7%が
よい人材を確保していることもわかります。

その違いはなんなのでしょうか。
同調査では、人材が確保できている企業と
確保できていない企業の特徴を比較しています。

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画像出典:中小企業庁

比較結果によると、
「人材確保のためのノウハウ・手段」に大きな差がでていることがわかります。

つまり、中小企業でも、
人材確保のためのノウハウがあれば、
十分によい人材を確保できるのです。

それでは、人材確保のためのポイントを3つご紹介します。

社長や役員が行動する
学生や一般社員にとって、
会社の経営者に会える機会は、めったにありません。

ですから、経営者が採用活動に積極的に参加すると、
人材確保において大きな成果が得られます。

実際に、
「社長の話が面白そうだから、説明会に参加してみた」
「社長が説明会で熱く語ってくれ、
一次面接から役員が対応してくれたので、志望度合いが高まった」
という声は多くあります。

特に中小企業にとって、経営者は会社の顔です。
採用活動においても、経営者が前面に出ることによって、
説明会により興味をもってもらえ、応募者の方にインパクトを残すことができます。

そして、優秀な人材を採用するには、
経営者が熱意をもって応募者をくどくべきです。
ホリエモンこと堀江貴文さんも
これだと決めたときには、しつこくくどくそうです。

成長できる企業であることをアピールする
中小企業では、一般的にまかされる仕事の質ややりがいが高いです。
その点をうまくアピールできていない企業様が多いです。

ですが、応募条件の書き方ひとつで、がらりと変わります。

●よくない応募条件例
「社員同士の仲がよく、わきあいあいと仕事をしています」
「風通しのよい職場環境」
「未経験者歓迎」(中途の場合)
「月収○万円~ 経験によって優遇します」

上記のような応募条件では、人は集まりません。
求人を見た方は、
「このくらいしか書くことがないのだな」「そこまで人材に困っているのか」
と判断するからです。

たとえば、

●よい応募条件例
「がんばる人材を伸ばす環境で、あなた自身が成長できます」
「月収○万円~ 成果によってアップ」

などとすると、やる気のあるよい応募者が集まります。

また、中途採用の場合で、
「今の環境で大活躍しているようなよい人材は、うちには応募してこない」
と考えているなら、それは条件(給与)が低いからかもしれません。
超一流の人材は、転職先の選択肢が豊富なので、
条件(給与)のよいところから順に求人を見ていきます。
ですから、少し条件を見直すだけでも、
今まで見向きもしなかった人材が、あなたの求人を見るようになります。
たとえ大きな費用がでてしまうとしても、
優秀な人材にはお金をかけるべきです。

秋採用とインターンシップ(新卒の場合)
秋採用というと、大手に受からなかった学生
という印象があるかもしれません。

「この時期にまだ決まらない学生なんて…」
と考えて、秋採用を行わない企業は多いようです。

ですが、たとえば、
・他の活動が忙しくあまり就活をしなかった(できなかった)学生
・志望業界などを絞り込みすぎて失敗した
(業界の採用率が低い、業界と合わなかった)学生
など、よい人材もたくさんいます。

大手の採用は、時期が限定されます。
反対に採用活動時期に自由がきくのが、中小企業の強みとなります。
秋採用も積極的に行いましょう。

また、採用活動の延長線上に、インターンシップも取り入れましょう。
インターンシップにおいても、実施時期やプログラムなどの
自由度が高いのが、中小企業の強みです。

座学や学生同士のグループワークが多くなりがちな大手とは
違ったプログラムを準備し、
インターンシップをとおして、
あなたの企業のよさを知ってもらうことから始めましょう。

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今回は、中小企業がよい人材を確保するにはどうすればよいのか
というお話をさせていただきました。

企業とは組織で、組織をつくるのは人です。
企業の成長はよい人材の確保にかかっている
といっても過言ではありません。

この記事を読んでいただいたあなたは、
今までよりも、採用への応募を集め、採用につなげることができます。
よい人材を確保して、会社を大きく成長させましょう。

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