2016年03月22日

報道関係者に好まれるプレスリリースの書き方を知って、メディアに取り上げてもらうおう!

こんにちは。多賀谷です。

今回は、マーケティングとともに、情報発信を担う広報という領域の中から、

プレスリリースの効果と活用についてお話させていただきます。
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プレスリリースは、誰でも出すことができ、

多くの企業で、新商品発表などに利用されています。

ただ、プレスリリースを出すことで満足していたり、

宣伝と混同されている企業様は、意外と多いようです。

プレスリリースは、広報活動の一環です。

広報とは、「企業や官公庁、各種団体の活動内容や事業内容、

または商品などの情報発信を行う業務のこと

(用語説明:http://chigai.lance3.net/z0529.htmlより引用)」であり、

プレスリリースとは、

新聞社、雑誌社等の報道関係者に対して発表を行うこと

(用語説明: http://www.prcenter.co.jp/pressrelease/ より引用)」です。

報道関係者は、記事や番組のネタ探しのひとつに、プレスリリースを活用しています。

つまり、プレスリリースで発表した内容を、

報道関係者に読んでもらい、

記事や番組として取り上げてもらうことこそが最終目的なのです。


このブログ記事を読んでいただくと、

報道関係者にアピールできるプレスリリースが書けるようになり、

記事や番組にしてもらえる可能性が上がります。

あなたが、これからプレスリリースを始められたり、

普段プレスリリースを出され、効果をあまり感じていないようなら必見です。

あなたの伝えたい内容が、

記事や番組として雑誌や新聞、テレビなどに取り上げられれば、

読者や視聴者に強く訴えかけることができ、

サービスの訴求につなげることができます。

広告とは違うので、消費者が露骨な広告に飽き飽きしている昨今でも、

高い効果が期待できます。

しかも無料、といいことづくめです。
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プレスリリースの構成
まずは、プレスリリースの構成から見ていきましょう。

プレスリリースに決まった書式はありませんが、社内で統一するといいでしょう。

A4サイズで1枚にまとめるか、

複数枚になってしまうなら、1枚目で魅力や要点が伝わるようにしましょう。

枚数は、多くても3枚くらいまでにすべきと言われています。

次の要素は不可欠です。

「冒頭」
「タイトル(サブタイトル)」
「写真」
「本文」
「問い合わせ先」

冒頭には、宛名(報道関係者各位 など)、発信日、発信社名を入れます。

文末に、問い合わせ先として、担当者名、電話番号、メールアドレスもお忘れなく。

出されたプレスリリースについて、お問い合わせの電話があった際に、

誰が担当か分からないと、みすみすチャンスを逃してしまいます。

忙しい報道関係者は、すぐに連絡がつかないと、

他を当たってしまうかもしれませんし、

そもそも担当や連絡先が明確でないと、問い合わせ自体を控えるかもしれません。


タイトルが重要
ある記者の方の話によると、自分のところに届いたプレスリリースは、

タイトルを見て、取っておくか否かを振り分けるそうです。

読んですらもらえずゴミ箱行き、にならないために、

タイトルが非常に重要になってきます。

狙いや目的、何についてのプレスリリース文であるかが鮮明で、

流行語やキャッチーなキーワードを盛り込んだものは、目をとめてもらいやすいでしょう。

インパクトが大事ですが、!?などの記号を多用するのではなく、

あくまで言葉で目を引くよう心がけてください。

新、初、独、最、先といった文字や、具体的な数字は、

報道関係者の興味をそそるでしょう。

ただし、恐らく日本初だろう、といった根拠に乏しい場合は当然NGです。

事実だとしても、報道関係者が、調べなくてもいいよう、

本文に、裏付け情報や調査背景を入れてあげることが必須です。

反対に、長すぎたりしてぱっと頭に入ってこないタイトルや、

業界の専門用語ばかりで、調べないと内容が分からないようなタイトルは、

敬遠されてしまいます。


プレスリリースは広告・宣伝ではない
本文を書く前に、肝に銘じておくべきことがあります。

報道関係者は、売り込みや宣伝のプレスリリースは大嫌いです。

ぜひ取り上げてくださいといったお願いなどは、逆効果でしかないので、

絶対に入れてはいけません。

報道関係者は、社会的に価値があるものを発信する使命をもっています。

ですから、世の中の流れに沿った、ニュース性の高いフレッシュな情報を求めています。

とはいえ、インパクト大で真新しい商品やサービスというのは、

次々生み出されるものではありませんよね。

では、プレスリリースは出せないのかというと、そうではありません。

社会問題や世の中の動き、業界動向、トレンド、季節のイベントなどと

関連性を持たせて書けばいいだけの話です。


本文は事実を分かりやすく簡潔に

本文は、タイトルを説明する文章です。タイトルとかい離していてはいけません。

5W2Hで結論から述べ、終始、客観的に書きます。

プレスリリースの5W2H
When=いつ、Where=どこで、Who=誰が、What=何を、Why=なぜ
How=どのように、How much=いくら
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数値データや第三者のコメントなどは、客観性・信憑性を高めるので、

積極的に盛り込んでください。

業界外の方が分からない業界用語、専門外の方が分からない専門用語は、

なるべく避けましょう。

普段何気なく使っている、業界用語・専門用語は、

自然に使ってしまうものなので、読み返して除外するか、

使う必要がある場合は、必ず、誰でも分かるような説明を入れないといけません。

また、見た目も、改行や行間、段落を工夫したり、箇条書きや図表を使うなど、

どこまでも見やすさを追求しましょう。


写真を活用する

プレスリリースの内容を表す写真を付ければ、

ぱっと見て、どんなプレスリリースか、さらに分かりやすくなります。

写真をうまく活用して訴求力を高めましょう。

写真は特に、「画になるか」を重視する、

テレビ関係者へのアピール力が高まります。


誤字脱字の無いようにする
誤字脱字に気をつけるなんて当然、と思われるかもしれませんね。
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問い合わせ先に間違いがあると、

報道関係者からのコンタクトを逃すばかりか、

間違えた連絡先とのトラブルにつながります。

金額や発売日などを間違え、その情報が広まってしまうと、

最悪の場合、会社の経営のマイナスにもなりかねません。

ここで注意すべきなのは、一度出したプレスリリースは撤回できない、という点です。

(間違いを見つけた場合は、訂正プレスリリースを出すしかありません。)

慎重に慎重を重ね、複数人でチェックするといいでしょう。


このブログ記事を読んでいただき、

プレスリリースの最終目的と、

報道関係者の目に留まるプレスリリースの書き方を、知っていただけたと思います。

今回ご紹介した書き方のコツは、

報道関係者に、自分のプレスリリースは有益な情報である、

とアピールするための、重要ポイントばかりです。

ぜひ、ご参考のうえ、プレスリリースの作成にチャレンジしてみてください。

新聞・雑誌記事やテレビ番組というのは、影響力が絶大です。

報道関係者に興味を持ってもらえるプレスリリースを書いて、

新聞・雑誌記事やテレビ番組に取り上げてもらい、

あなたのサービスを広めるチャンスをつかみましょう。

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